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トピックス

SST効果測定に関する研究報告書を発行

2019年5月29日 (水)

 

 当更新会は、1994(平成6)年に西早稲田地区の市街地再開発事業に伴い、木造の旧施設から早稲田大学西早稲田ビル19号館の一角に新施設を設置し、都市型更生保護施設として事業を再開しました。

 その翌年である1995(平成7)年に新たな処遇の一環として全国の施設に先駆けSST(社会的スキル訓練)を導入し、その第1回目を実施して以来、今日まで24年間にわたり途切れることなく実施し、その回数は2019(平成31)年3月をもって実に741回を数えるに至りました。その実績は、次第に全国の他の更生保護施設に広まり、今や全国の3分の1を超える施設において採用されるようになりました。

 この「SST効果測定に関する研究報告書」は、我が国のSSTの第一人者である前田ケイ先生(ルーテル学院大学名誉教授)の御推薦を得て、この分野における新進の学究である野村和孝先生(早稲田大学人間科学部学術院講師)にお願いしたほか、これまで実地にSSTのリーダーを担ってこられた正田久子(ルーテル学院大学非常勤講師)および近藤周康(昭和大学横浜市北部病院ソーシャルワーカー)の両先生にも加わっていただきました。

 およそ処遇の効果測定ほど難しいものはありません。殊に更生保護施設のように参加者の流動の激しいところにあっては猶更です。その意味において、この報告書が多くの更生保護関係者の関心を呼び、ご意見、ご感想など賜わる契機となるならば幸いです。

 もとよりSSTを前進させていくためには、課題が山積していますので、本研究が更生保護の部内者のみの執務資料にとどまるだけでなく、部外者の目に触れ、忌たんのないご批判、ご意見をいただければ、当会におけるSSTの更なる充実・発展に資するものとして大いに歓迎します。

 本資料の希望者は、メール又はFAXにて当会にご連絡下さい。

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