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保護司顕彰碑の碑前祭

2019年4月26日 (金)

 平成31年4月24日(水)14:00から穴八幡神社において、新宿保護司会主催による保護司顕彰碑の「碑前祭」が執り行われ、当会からは山田常務理事、岡本補導主任が参列した。顕彰碑は、物故した新宿区の保護司を顕彰するもので、神官の祝詞奏上(写真)の後、高山新宿保護司会長、坂本新宿更生保護女性会長始めとする方々から順に玉串奉奠が行われ、更新会の属する新宿保護司会戸塚分区からの参列者一同も守谷分区長を代表として玉串を捧げました。その後、新たに旧年中の物故者が墓碑銘に加えられる奏上が執り行われた。当会から歩いて5分ほどの近くの神社にこのような大切な場所があることは誠に名誉なことである。

 なお、顕彰碑については、「更新会だより」平成31年1月号に掲載しています。

Dscn2114           神官の祝詞奏上

更新会だより平成31年1月号に掲載された <紹介:更生保護遺産(1)>保護司顕彰碑

 更新会から徒歩数分のところに流鏑馬神事(新宿区指定無形文化財)で知られる穴八幡神社がある。保護司顕彰碑はここに建立されている。

所在地  東京都新宿区西早稲田2丁目1番地 穴八幡神社 境内

建 碑  昭和48年5月(平成21年4月、現在地に移設)

揮 毫  額面  高松宮喜久子妃殿下

     碑面  白根松介氏(中央更生保護委員会2代目委員長)

     碑誌  (解説文の執筆) 大坪与一氏(元東京保護観察所長)

         (解説文の揮毫) 山本克忠氏(建碑当時・新宿区区長)

 

保護司顕彰碑の碑誌(縦書)

保護司は 社会奉仕の精神によって 困難の多い聖職に無給で献 / 身している篤志の国家公務員である。先に昭和二十五年五月二十五日保護司法 / の施行に戦前からの司法保護委員制度の本旨を承けて保護司制度が置かれて以来 保護司はそれぞれ所属の全国各保護区において 特志家の中から / 選ばれてその任に就き人生の歩みの中で非行に陥り又は犯罪者となった人々 / の更生の保護者として 鋭意挺身これが保護善導に努めその再犯を防止し其 / の更生を助け 累年営々篤行を摘んで社会に多大の貢献をしている 殊に我が / 新宿区においては近年この地域の目覚ましい発展と市井の殷賑繁華の蔭に / 非行犯罪の多発が認められるに際し 全区の保護司が銘々よくその重要な役割 / を自覚し 深い使命感のもとに常に更生保護の完遂に努めさらに進んで世論を / 指導して地域の非行犯罪の予防をはかり もって我が新宿区の区民福祉の維持 / 増進に寄与することが極めて着実且つ深甚である この時に当り新宿区保護 / 司会長北原唯一 この保護司の崇高偉大な功績を永く讃仰するため 保護司顕 / 彰碑の建設を主唱し同会総会の決議をもって この保護司顕彰碑を建立し / 併せて物故保護司各位の芳名を刻んで永久にその遺徳を顕彰するものである

この建碑に対して 高松宮喜久子妃殿下より 額面更生保護の四字の 御染筆を / 賜り さらに区政当局並に区民有志及び其他江湖の有識諸賢から多大の協力を与えられ / たことを我等一同感激措く能はざるところである

なを 上面の名号は新宿区保護観察協会々長白根松介の謹書による

   昭和四十八年五月吉日

     元東京保護観察所長 大坪興一 撰

     新宿区区長       山本克忠 書

(注)碑文中の「 / 」は、改行の位置を示す。

 顕彰碑の裏面には、建碑の時点までの「新宿区物故保護司芳名」として44人の名が刻まれている。更新会の関係者としては、佐藤利三郎・中村登音夫両氏の名が、また、知名の保護司としては、正木亮・大塚日現・山田全一・花田音助・天羽全孝氏らの名が刻されている。                  

   

3010            保護司碑(正面)

Cimg1975           保護司碑誌

  • 穴八幡神社」の地理の一つの目安は、牛込警察暑の馬場下交番(馬場下町交差点)で、神社の壮麗なる正門まで50段足らずの階段がある。    
  • 流鏑馬は、毎年「体育の日」に、戸山公園において行われている。                               (写真:山田憲児  紹介文:安形静男)

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